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2016.09.01

保育士を目指している学生必見!気になる給与の仕組み

小さいころから憧れていた保育士の資格を取得!これからまさに就職しようとしている新卒保育士の皆さんが悩むのは、より希望に近い就職先探しではないでしょうか。

小さいころから憧れていた保育士の資格を取得!これからまさに就職しようとしている新卒保育士の皆さんが悩むのは、より希望に近い就職先探しではないでしょうか。

2015年9月時点での保育士の有効求人倍率は1.85倍。保育士不足が深刻化する東京都においては5.44倍、つまり保育士1人につき5件以上の求人案件があるという驚異的な状況です。就職先の選択肢に恵まれているからこそ、じっくり求人内容を精査したうえで就職先を選びたいですね。

(参考)保育士、幼稚園教諭ら代替え可能に?人手不足で厚労省検討|朝日新聞

そこで今回は、新卒の保育士に知っておいてほしい給与の仕組みを解説します。

給与額って書かれている金額が振り込まれるの?

求人票の給与額の欄に書かれている金額は、皆さんもしっかりとチェックされていることでしょう。たとえば、そこには「月給18万円~」と書かれているとします。その場合、18万円が自分の口座に振り込まれるのでしょうか?

残念ながら答えはNO!給与額として示されている金額は、基本的に社会保険料や税金が差し引かれる前の金額であることがほとんどです。では、具体的にどんな名目で差し引かれるのかご存じでしょうか?

社会保険料は健康保険・厚生年金保険・雇用保険の3点セット

学生時代は家族の扶養内の健康保険に加入していた人も多いでしょう。しかし保育士として就職して働くようになると、この保険料は自分の給与から支払わなければなりません。

正職員の保育士の場合、給与から差し引かれるのは病院を受診する際に必要となる「健康保険」、将来の生活保障となる「厚生年金」、失業した際や職業訓練などを受ける際の給付金の元となる「雇用保険」の3点。なお、パート・アルバイトの保育士として働く場合は、週に何時間働くかによって、そもそも社会保険などに加入できるかどうか変わるため要注意です。

国民の義務、税金

国民の三大義務の一つ「納税」。就職すると、勤務先の保育園が保育士に代わって税金を納めてくれるため、あらかじめ給与から納税分が差し引かれた上で支給されているのです。その税金の名目は、「源泉所得税」と「住民税」の2つです。

源泉所得税とは国に収める税金で、月給から健康保険料(健康保険・厚生年金保険・雇用保険)を差し引いた金額に対して算出される決まりになっています。

一方、住民税とは保育士の住民票が置かれている自治体に収める税金で、前年の年間所得に対して金額が算出されます。つまり新卒入社の場合は、学生時代のパート・アルバイトで多く収入を得ていた場合を除き、入社翌年の6月から差し引かれるのです。

病気などで欠勤したら、その分も引かれることも…

盲点になりやすいのが、病気やけがなどで仕事を休んだ場合の「欠勤控除」。有給消化として処理されれば給与に影響はありませんが、組織の規定によっては欠勤扱いになることもあるため注意しましょう。

この場合には、月給を1か月に働く日数(所定労働日数)で割って算出した【1日当たりの給与】×【休んだ日数分】が差し引かれることになります。

労働保険料は保育園負担

就職先で仕事中にケガをしたり、保育士の仕事が原因で病気になったりした場合、治療費や長期にわたって休んだときの給与を補償してくれるのが「労働保険制度」です。働くすべての人が加入を義務付けられていますが、その費用は就職先が負担していますので、保育士が個人で支払うことはありません。

交通費支給の意外な落とし穴

求人票に「交通費全額支給」と書かれていれば、交通費は本当に全額支給されるのでしょうか?基本的には交通費は全額支給されますが、気をつけたいのはバス代。バス代は就職先の規定で「○km以上」など一定の距離以上の場合にのみ支払われる規定があることが多いので、事前にチェックしておきましょう。

また、「交通費支給」と記載されている場合は、支給額に上限があるケースがほとんどです。気になる人は自己負担が発生しないか、あらかじめ確認することをおすすめします。

賞与って書かれていないけど、もらえるの?

求人票に「賞与あり」といった記載がない場合、残念ながら賞与の支給はないケースがほとんど。給与と違って、賞与は就職先の規定に書かれていなければ、支払う義務がありません。どうしても賞与が欲しい場合は、求人票に「賞与あり」や「賞与あり 支給実績○ヵ月分」などと書かれている就職先を選びましょう

まとめ

給与に関することをきちんと把握していないと、入職後に「こんなはずじゃなかった……」と後悔することにもなりかねません。そのようなことが起こらないよう、求人票に書かれていることをチェックするのはもちろんですが、「何が書かれていないのか」をチェックすることも大切です。

たとえばお金以外の面でも、育児休暇の取得実績や昇給制度について何の記載もない場合、育児休暇が取得できる環境が整っていなかったり、何年勤めても給与額が変わらなかったりすることも十分考えられます。仕事は今後の生活を支える基盤ですから、求人票の内容を見極めて、保育士として長く活躍できる就職先を探しましょう。

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