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2016.09.01

深刻化する保育士不足――その背景と今後の対策は?

少子化が進む反面、働くママは増え、むしろ保育を必要とする子どもが増えています。その一方で子どもの預け先が足りず、深刻化している「待機児童問題」。

少子化が進む反面、働くママは増え、むしろ保育を必要とする子どもが増えています。その一方で子どもの預け先が足りず、深刻化している「待機児童問題」。その根底にある社会的な課題として、「保育士不足」がクローズアップされています。

保育園では人手が足りず、退職者の代わりに新しい保育士を採用しようとしても応募がないという状況が続いているため、第一線で働く保育士がもっとも「保育士不足」を実感しているかもしれません。なぜこれほどまでに保育士が不足しているのでしょうか?

今回は社会問題となっている保育士不足の現状と対策に、スポットを当ててみました。

資格を持っていても保育士の職に就かないのはなぜ?

厚生労働省が公表している「待機児童解消加速化プランについて」の資料では、2012年4月1日時点の保育士資格登録者数は112.5万人。

資格を持った人全員が保育士の仕事に就いていれば、保育士不足の問題は解消できますが、残念ながら資格を取得しても保育園で働くことを選ばない人はたくさんいるようです。

(参考)厚生労働省 待機児童解消加速化プラン
(参考)厚生労働省 待機児童解消加速化プランについて(保育士資格登録者数)

妊娠出産で保育士を続けられない人も

東京都福祉保健局が2014年に公表した「東京都保育士実態調査」によると、保育士を退職した理由のトップは「妊娠・出産」25.7%で、「自分の子育てと両立する自信がない」「保育士なのに自分の子どもを預ける保育園が見つからない」など、保育士として働くことへの不安を感じています。

(参考)東京都福祉保健局 東京都保育士実態調査

保育士は仕事内容に対して待遇が見合わない?

保育士不足を加速させているのは、ずばり「待遇の悪さ」。子どもの命を預かる保育士が背負わなければならない責任の重さを考えると、雇用待遇に見合わないと考えている人が多くいるのです。

保育士の給与は?

厚生労働省が発表した2014年の「賃金構造基本統計調査」によると、保育士の平均給与は約21.6万円。一般労働者全体の平均給与は約30万円であることから、なんと8万円以上も全体平均を下回っている状況です。

また、厚生労働省が委託し調査した「潜在保育士ガイドブック」(2011年)によると、「勤務内容と比較した給与についてどう思うか」という質問に対して、37.2%が「やや安い」、15.0%が「かなり安い」と回答しており、52.2%もの保育士が「給与の低さ」と感じているという結果が出ています。

(参考)厚生労働省 平成26年賃金構造基本統計調査
(参考)厚生労働省委託事業 潜在保育士ガイドブック

保育士不足解消に対策はあるの?

厚生労働省の試算によると、2017年度末までに、全国で46.3万人の保育士が必要になるとされています。しかし、2013年度の保育園に勤務する保育士の数は37.8万人。保育士試験合格者や保育士養成学校の卒業生などで増える見込みの2万人を踏まえても、およそ6.9万人が不足する状況です。

この深刻化する保育士不足を解消するため、政府はさまざまな政策を打ち出しています。

保育士確保プランって?

保育士確保プランとは、不足が想定されている6.9万人もの保育士を確保するための計画です。具体的には次のような取り組みがなされています。

▼再就職支援
過去に保育士としての就業経験があり、出産などを理由に離職している潜在保育士に対して、保育園とのマッチングや研修などを行い、再就職しやすい環境をつくります

▼保育士試験を年2回実施
現在、保育士試験は年1回実施されていますが、これを年2回に増やすことで受験者を増やします

▼保育士試験受験促進のための費用負担
保育士試験に受かるためには、保育士養成のための講座を受講する必要があるなど、勉強にも費用が掛かります。この費用を負担することで、経済的に保育士資格を取得できない人をサポートします

▼保育士の待遇改善
改善が急務とされる待遇面について、給与のベースアップを進める方針です

(参考)厚生労働省 保育士確保プラン

まとめ

保育士不足の背景にはさまざまな要因が考えられます。国家資格でありながら保育士は待遇面で働き続けるのが難しいとされ、根本的な対策が必要だと広くいわれています。

こうした世間の声を受け、関係各所で保育士の待遇改善が検討されています。女性の社会進出が避けられない今、それを支える保育士の仕事がもっと正しく評価されるためにも、この問題を一歩前進させるべき時が来たのかもしれません。

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