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2018.03.26
保育士の求人の「条件・待遇」がポイント!損しないための求人の読み解き方を伝授
保育士として就職活動・転職活動する際に多くの人がチェックすることになる「求人情報
保育士として就職活動・転職活動する際に多くの人がチェックすることになる「求人情報」。本格的に仕事を探すのであれば、その求人情報に隠された「条件や待遇面の記述」をしっかりと読み解けるかどうかは就職活動を成功させるポイントになります。
今回のコラムでは、仕事を探している保育士必見の「賢い求人の読み説き方」についてご紹介していきます。
待遇の肝!求人で見るべき6つのポイント
しっかりと条件や待遇を確認しておかないと、いざ働いてみたら「この条件なら他の保育園の方が良かった……」などと後悔することになるかもしれません。とはいえ、どこをどう読み解くべきなのか分からないという人も多いかと思います。まずは以下に挙げる6つのポイントを押さえるようにしましょう。
1.勤務時間・シフトの組み方をチェック!
長時間労働になりがちな保育士の仕事。そもそも保育園の仕組みとして長時間労働が当たり前になっているケースも多々あります。そんなときにチェックしたいのは「勤務時間」の欄。3交代制などシフトの重なる時間を多くとっていれば、ある程度人員に余裕を持たせているとみていいでしょう。
逆に時間のみ書かれているときは要注意です。単に保育園が求人広告に慣れていないのであれば特に問題ありませんが、意図的であればその時間がまるまる勤務時間になることも!不安な場合は面接で質問してみましょう。
2.賞与は前年実績が書かれているかチェック!
「賞与あり」と書かれているから安心だと思っていませんか? 賞与について就業規則に書かれていれば間違いなく支払われますが、10名以下の事業所では就業規則の作成が義務化されていないため、経営者の胸三寸で決まってしまうことも!
待遇面に「前年の支給実績○ヶ月」など、実績データがしっかりと書かれているかを必ずチェックしておきましょう。
3.「みなし残業代」や「固定残業代」の文字に注意!
残業は働いた時間分を支払うのが基本ですが、一定時間数を「残業した(する)」とみなして固定で残業代を支払う「みなし残業制」というシステムがあります。当然、想定している時間数(見なし残業時間)を超えた分は追加で残業代を支給する必要がありますが、実際は超過分を支給していない事業所は多く問題になることもあります。
みなし残業代を除いた総額が、厚生労働省が定める最低賃金よりも低い待遇になっている可能性もありますので細かい状況をしっかりと確認してみることをおすすめします。
4.「週休2日制」は毎週2日休めるわけじゃない!
労働基準法といった法律に定められているわけではありませんが、一般的に「週休2日制」と「完全週休2日制」には別物と考えましょう。「完全週休2日制」は毎週2日以上休日があるのに対し、「週休2日制」は月に1回でも週2日休日があればいいという条件になっているのが一般的です。
5.仕事内容欄は特に細かくチェック!
仕事内容欄に「担任業務」とあれば、クラスを受け持つことになりますので大きな責任が伴います。「補助業務」とあれば担任は基本的には持たず、サポートがメイン。自分がどちらを希望するのかによって、選ぶポイントが変わりますので要チェックです。
6.自宅からのアクセスも重要ポイント!
「自宅から遠い」「乗り換えが不便」「車で行きたいけど駐車場完備じゃない」……など、アクセス面で納得できない点があるのであれば避けた方が賢明かもしれません。通勤は毎日のことですので優先順位は高いはず。ストレスのないような条件かどうか慎重に検討してみてください。
待遇を比較検討できる求人サイトを活用しよう
「待機児童の解消」は、日本政府の命題のひとつ。政府の方針もあって保育園の新設や保育士の増員が進み、求人は増加傾向にあります。ところが、就職先・転職先の選択肢が増えている一方で、自分に合った保育園を見つけるのが大変になった、とも言えるでしょう。
そこでぜひ活用したいのが、求人サイト。求人増の現況で紙の求人票や知り合いのツテを頼って探すのは得策ではありません。求人サイトを利用すれば、待遇を比較検討できたり、希望条件を絞り込んだりして効率的に保育園をピックアップできます。ちなみに多くの求人サイトは原則有料での掲載になるため、保育園の本気度(優秀な保育士を採用するための意欲)が高く、条件面・待遇面を整えた求人が多い傾向にあります。
効率性だけではなく、確実性を重視したい人には、転職に関する疑問点や不安なことを気軽に相談できる求人のコンサルティングサービスがオススメ。就職に関するさまざまなサポートを受けられます。
まとめ
確かに、面接でしか知り得ない情報もありますが、求人サイトに書かれている条件や待遇面の記載から読み解ける情報も実はたくさんあります。本コラムで紹介したポイントを欠かさずチェックし、「この職場に決めて良かった!」と思える就職にしましょう!
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