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2016.08.30
保育士の就職活動で大切な履歴書の書き方とは?
新卒保育士として初めて採用試験に臨むときや新しい職場への転職活動の時、必ず必要になるのが履歴書です。
新卒保育士として初めて採用試験に臨むときや新しい職場への転職活動の時、必ず必要になるのが履歴書です。
特に履歴書をどう書くかは書類審査の段階で保育園側に好印象を与えるための必須ポイントになります。自分がどういう人間であるのか、なぜ応募先の保育園で働きたいのかをしっかりと伝えることが保育士の就職活動でもとても重要です。
保育園側も、「本当に保育士としてうちの保育園にふさわしい人材なのか」「子どもたちや職場の人間とうまくやっていくだけの能力や経験はあるのか」などを見ます。
履歴書は紙切れ一枚のものかもしれませんが、そのなかから採用者は長年の厳しい目で持って人物を判断していきます。ただし、保育士としての履歴書をどうやって書けばいいのかは、なかなか難しい問題です。自分らしさをアピールしつつ、仕事をしていく上での基礎的なマナーや誠実さが伝わるような印象を与えたいものですよね。
このように、いろいろ悩んでしまうのが履歴書の書き方です。しかし、書き方のポイントさえ抑えておけば、あとは自分の魅力を伝えるための要素を深めることに時間を費やせます。
履歴書を書く前にこれだけは知っておきたい最低限の心構えとともに、よりブラッシュアップできる志望動機の書き方を学びましょう。
こちらでは、良い履歴書の書き方のポイントをしっかりと押さえて解説します。こちらを参考にすれば、面接官の印象も良い履歴書を作成できるようになるでしょう。
履歴書を書く前に知っておくこと全3条
◆第一条 履歴書は手書きで書きましょう
パソコンからプリントした履歴書も増えていますが、保育園のように小規模な職場が多いところでは今でも手書きの履歴書のほうが好感を持たれます。
面倒臭がらずに、一字をおろかにせず丁寧に書いていきます。よく字が下手だからと言い訳する人がいますが、履歴書を書くときに問題なのは読みやすさや丁寧さです。
きちんきちんと一画を確実に書く姿勢が伝わることが、採用者にも良い印象を与えます。
もちろん書き損じをしたら修正テープなどを使うのはやめましょう。新しい用紙に最初から書き直します。
履歴書も立派なビジネス文書です。責任をもって書くことは最低限のビジネスマナーでもあります。
◆第二条 記入欄はすべて埋めること
書くことがないからと空欄のまま出すのは応募者としての意欲を疑われてしまいます。
趣味や特技の欄も空欄はもちろん「読書」や「音楽鑑賞」といった漠然としてわかりづらい単語のみ書くのは避けましょう。
読書を趣味とするのなら、最近読んだ本の著者や感動ポイントなども簡潔に書き添えるぐらいの気持ちが必要です。
また、履歴書のなかでももっとも採用者がチェックする志望動機や自己PR欄は必ずスペースいっぱいになるぐらい埋めます。
中身の薄い一般論に終わることなく、「この保育園でどういう保育士として働きたいのか」や転職希望者であれば「これまでどういう経験をしてきたのか」という、自分の熱意やキャリアが十分伝わるよう具体的に文章を練り上げます。
◆第三条 何度でも見直ししよう
一度書いて書きっぱなしで提出するのは絶対にNGです。どんなに注意して履歴書を書いても、誤字や脱字の心配や文字が読みにくいなど、改善点があるものです。
最初に書くのは下書き用紙にするぐらいの心づもりで完璧な履歴書となるように気をつけます。
記入漏れでとくに忘れやすいところは日付や氏名のふりがなです。
また、配偶者や扶養家族に関する記入欄も書きもらしやすいので要注意です。
志望動機をどう書くのか
履歴書の勝負どころが志望動機の記入欄です。
すべての履歴書を書くときに一番悩むのが志望動機といっても過言ではないでしょう。
採用者もとくに厳しい目で読むのが志望動機で、保育士として働くために必ず通るべきところでもあります。
保育士が書くべき志望動機とはどういったものでしょうか。志望動機にも抑えるべきポイントがあります。
保育士として子どもとどう接したいのか
保育士として必ず持ちあわせていなければならないのが、子どもたちに対する情熱です。
単純に子ども好きというのは保育士として働くのには最低限の条件といえます。
さらに大切なのは、
- 「保育士として子どもに対してどういった仕事を提供したいのか」
- 「理想とする保育士像はどういったものか」
- 「子どもの成長に貢献するために自分が出せる力はなにか」
こうした具体的に自分が保育士として働く姿を採用者がイメージできるような内容にすべきです。
限られた記入欄なので抽象的な言葉よりは簡潔で具体的な内容のほうが好まれるでしょう。
どういった経緯で保育士を目指したのか、保育士として働く中で印象的なエピソードなどを盛り込むとさらにアピールポイントが高くなります。
必ず自分らしい文章を
就職活動の書籍はもとより、インターネットを検索すれば保育士として働くために提供されている志望動機例を見つけることができます。
ただし、採用側は数多くの履歴書を読んできているので、似通った内容のものを提出すればすぐに気づかれることでしょう。
できるだけ、最初は例文などを参考にすることなく、苦しいとは思いますが自分が考えた内容で自分らしい文章になるよう頑張ってみましょう。
そうすると、文章は下手であってもきっとあなたの魅力がにじみ出て採用者に伝わるはずです。
このように志望動機は自分をいかにPRできるかという側面からテーマを絞って書き進めることが大切となります。ポイントを抑えつつ自分らしさを発揮できる文章としてまとめるようにしましょう。
履歴書を書くときも特別、変わったことはありません。手書きで丁寧な字を心がけたり、空欄をなくしたり、最低限のルールは守りましょう。
ただ、履歴書には一定の書き方のルールがあります。ビジネスマナーとしてもまず書く前に心構えとして覚えておくことが大切です。
履歴書で重要なのが志望動機の文章で、保育士として働く姿勢や他でもない応募先の保育園でなければならない理由を具体的かつ簡潔に書くことが肝心です。
等身大であなたらしい魅力が伝わるよう、しっかりと書き上げましょう。