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2018.03.26
保育士不足の今こそ転職のチャンス! 上手な転職先の見つけ方とは?
保育士資格をこれから取得しようとする人へのさまざまな支援が実施されています。
平成27年1月時点での保育士の有効求人倍率は2.18倍(1人に対して2件以上の求人)となっています(※厚生労働省発表)。全体的な有効求人倍率が1.14倍であることを考えると、保育士の求人は他と比べて多い状況です。保育士が転職先を選べる状態にある今は、転職時期としてはとても良いタイミングと言えるのではないでしょうか。
保育士の確保は政府のミッション!?
日本政府が打ち出す成長戦略の柱の1つとして掲げられている「女性の活躍推進」。これには「待機児童の解消」が不可欠です。そのため、平成29年度末までに約40万人分の子どもを受け入れられる環境づくり「待機児童解消加速化プラン」がスタートしています。このプランの中でも特に重要視されているのが、実は「保育士の確保」なんです!
国家資格である保育士の資格を手にするには、保育士養成学校を卒業するか、合格率が19.3%(平成26年度※厚生労働省発表)と比較的難易度の高い保育士試験に見事!合格するしかありません。認定こども園など新たな保育を行うための施設ができても、保育する人材がいなければ機能しないのです。
保育士就業の最大のチャンスは今!
保育士資格をこれから取得しようとする人へのさまざまな支援が実施されています。たとえば、認可外保育園に勤務する無資格者や、保育士資格を持たない幼稚園教諭が注目したいのは、「保育士資格取得支援事業」。
保育士の資格を取得するため養成学校にかかった費用の1/2が補助され、金銭面でのハードルが下がります。養成学校に通わずに通信教育などで勉強し、保育士試験を受験・合格した人向けには、その講座受講料の1/2を補助する「資格取得講座料補助」があり、通学が難しい子育て世代の女性におすすめの制度です。保育士への転職に興味のある方は、ぜひぜひリサーチしてみてください。
その他、有資格者ながら家庭の事情などでいったん保育士の仕事から離れた「潜在保育士」にも注目が集まっています。不足している保育士を確保するため再就職を促そうと、保育士の給与を平均して5%改善することや、ブランクのある潜在保育士向けに保育実技研修の実施など、復帰しやすい環境づくりが進んでいます。
異業種からの保育士への転職もおすすめ
「手に職をつけたい」「全国どこででも働ける仕事に就きたい」という人に注目されている保育士の仕事。特に子育て経験を持つ女性にとっては、配偶者の転勤先などでも転職先を探しやすく、子育て経験を活かせる保育士の仕事はとても魅力的です。保育士不足に悩む園にとって、異業種からの転職を歓迎する動きもありますので、今が就業のチャンスと言えます。
異業種から保育士に転職したい場合、注意したいのはあなたが保育士に向くタイプであるかどうかという点です。子どもが好きであることはもちろんですが、子どもたちと渡り合えるだけの体力や、同時多発するあらゆる問題を臨機応変に対処できるマルチタスク能力も求められるほか、体調などの自己管理能力や、一筋縄ではいかない子どもたちとの関わりにもへこたれないメンタルの強さ、保護者と上手にかかわっていけるコミュニケーション能力などがあげられます。
異業種からの転職の場合、コミュニケーションの対象が主に大人から子どもに代わるだけと考えれば、一般企業の経験も十分に役立つでしょう。尻込みせずに自信をもってチャレンジしてみてください。
保育士から異業種への転職先は?
保育士の転職先は、保育施設だけではありません。給与や勤務時間の条件などを考慮して、転職先に保育園や幼稚園を選ばない、という選択肢もあります。
リトミック(音楽にあわせて歌ったり体を動かしたりする教育法のひとつ)などを指導する幼児教室の先生、最近増えてきた小さな子ども向けのアミューズメントスポットの見守りスタッフ・手遊びの先生など、保育士の資格を活かしつつ、別の仕事に就くことも可能です。
保育士の仕事でも、保育士以外の仕事でも、自分が納得できる転職先を見つけるためには、積極的に情報収集してあなたにあった転職先をタイミング良く選ぶことが大切です。
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