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2016.09.02

新制度の施行で保育園はどう変わる?都市部で増える小規模保育施設とは

「子ども・子育て支援新制度」により、新たな認可事業になった小規模保育施設。そこで働く保育士には、一般的な保育園に比べてどんなメリットがあるのでしょうか。

「子ども・子育て支援新制度」により、新たな認可事業になった小規模保育施設。認可を受けることで運営に必要な費用の一部補助が受けられることから、新たにオープンする施設が増えています。

では、そこで働く保育士には、一般的な保育園に比べてどんなメリットがあるのでしょうか。

小規模保育施設とは?

人口の多い都市部を中心に増加している「小規模保育施設」とは、どんな施設を指すのでしょうか。

待機児童解消の役割が期待される、少人数の保育施設

小規模保育事業とは、平成27年度に施行された「子ども・子育て支援新制度」による認可事業(地域型保育事業)で、0歳児から3歳未満児を対象に、定員6人以上19人以下で行う保育事業を指します。

施設の整備や運営基準、給食の提供、保育料などは、基本的に認可保育園とほぼ同じ水準で保育を実施しています。設置の目的は、都市部で増えている3歳未満児の保育需要に対応するため。これにより、都市部における待機児童の解消が期待されています。

職員の配置基準と資格とは

小規模保育施設は、次の3つの種類に分けられます。

小規模保育施設A型
保育所分園に近いもので、職員の資格は全員保育士であること。また、職員数は保育園の配置基準+1名

小規模保育施設B型
C型との中間型で、職員の資格は1/2が保育士であること。また、職員数は保育園の配置基準+1名

小規模保育施設C型
従来の家庭的保育事業であり、職員の資格は市区町村が認めた家庭的保育者であること。また、子ども:職員の割合は0~2歳児で3:1(補助者を置く場合は5:2)

保育の質を確保する観点から、すべてのタイプにおいて連携施設の設定を求めることとされており、これにより保護者が安心して預けられるようになっています。また、これとは別の事業所内保育所でも、保育施設がA~Cのいずれかに当てはまり、なおかつ地域の児童を定員のうち1/4以上を預かることで、自治体の補助金が受けられます。

(参考)子ども・子育て支援新制度|内閣府

小規模保育施設で働くメリットとは

保育士が小規模保育施設で働く場合、大勢の子どもが通う保育園の勤務と比べて、どんなメリットがあるのでしょうか。

子ども1人ひとりに向き合ったアットホームな保育が可能

小規模保育施設で働くメリットは、何より「きめ細かい保育が可能であること」です。A型・B型ともに、保育園の配置基準に比べて保育士が1人多いため、保育士の目が届きやすくなります。また、C型も子ども3人につき保育士1人の割合ですから、担当する子どもの数が少ないのが特徴です。そのため比較的落ち着いたなかで保育に集中できるので、アットホームな環境で子ども1人ひとりと向き合いたいという保育士にはうってつけでしょう。

また、0~2歳の乳児を対象とした保育なので、保育士も園内を走りまわったりすることが少なく、体力に自信のない人でも働きやすいというのも魅力かもしれません。さらに、関わる保護者や職員の数も少ないことから、日頃から連携がとりやすく、より親密な人間関係を構築しやすいといえるでしょう。

まとめ

人口の多い都市部では、大規模な保育園をつくる用地が不足していることから、今後ますます小規模保育施設が求められることが予想されます。しかし、まだまだ発展途上の段階にある小規模保育施設。1施設あたりの職員数が少ないこともあり、求人自体はそれほど多くはないようです。関心のある人はこまめに求人情報サイトを確認したり、施設に問い合わせるのがおすすめです。

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