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2016.09.02

幼稚園教諭の仕事内容を徹底解剖!

幼稚園教諭が具体的にどんなことをしているのか、どんな免許が必要なのか正しく理解している人は意外と少ないもの。「幼稚園教諭の仕事内容」について解説していきます。

子どものころから幼稚園の先生になるのが夢だったという人も多いのではないでしょうか?幼稚園や保育園の先生は、いつの時代も「女の子がなりたい職業」の上位にランクインしている人気の職業です。

でも具体的にどんなことをしているのか、どんな免許が必要なのか正しく理解している人は意外と少ないもの。今回は、幼稚園の先生を目指す人は知っておきたい「幼稚園教諭の仕事内容」について解説していきます。

幼稚園教諭の仕事内容が知りたい!

幼稚園教諭の仕事内容は、満3歳以上の未就学児に対し、小学校入学までに身につけたいことを教育的な観点から指導することです。

幼稚園は文部科学省管轄の免許

保育士は厚生労働省管轄の国家資格であるのに対し、幼稚園教諭は文部科学省管轄の免許で、小学校や中学校と同じく「学校」として位置付けられています

3歳くらいになると、自分だけでなく周囲のことにも興味を覚えたり、友達と一緒に遊べるようになったりと、少しずつ保護者から自立していくための心の成長が見られるようになります。幼稚園では、遊びを通じて子どもの創造性を高めたり、他者とのコミュニケーションの取り方を学んだりしていきます。

楽しみながら学ばせる

「遊びを通じた教育」が仕事内容というと、あまりピンと来ないかもしれません。幼稚園でいう「遊び」にはさまざまな要素が含まれています。

粘土遊びひとつをとっても「何を」「どうやって」作るか、想像力を働かせる必要がありますし、伸ばしたり丸めたりすることで自分の「理想の形」に近づけるための手段を体得していきます

また、細かい作業を行うことで手先を器用に動かす練習になるなど、さまざまな能力を成長させる訓練にもなるのです。幼稚園教諭にとって、これらの遊びを通じた「学び」を指導することで、子どもの成長を助けることが主な仕事内容になります。

(参考)文部科学省 幼稚園ってなあに?どんなところ?何するところ?

幼稚園教諭の1日の流れを知りたい!

幼稚園教諭として幼稚園で働くことになったら、1日の仕事内容はどのようなものなのでしょうか。

登園から降園まで幼稚園教諭の仕事は盛りだくさん

幼稚園教諭は保育士と異なり、幼稚園のバスに乗って子どもたちを自宅近くまで迎えに行きます。一般的な幼稚園での1日の仕事内容は次のようになります。

≪8:00≫
ルートごとに子どもたちをバスに迎え入れ、幼稚園に送り届けたら次のルートに向かう流れをテンポよく行っていきます。子どもたちの登園後は、10時の始業時間まで子どもたちを見守りながら、保護者からの連絡事項の有無を確認していきます。
≪10:00≫
子どもたちの集中力が高い午前中は、制作物や演奏の練習、体育遊びなどを中心に指導します。
≪12:00≫
お昼は子どもたちと一緒に食事をとりますが、だいたい自分の食事は手早く済ませて、子どもたちの食事をサポートして回ります。
≪13:00≫
降園までは主に外遊びなどの自由遊びや、午前中に行った制作物の続きなどを行います。
≪14:00≫
降園開始。登園時同様に、幼稚園バスに乗ってルートごとに子どもたちを送り届けていきます。
≪16:00≫
延長保育の子どもたちだけになった幼稚園内を清掃したり、園内行事の準備をしたりと勤務時間終了まで盛りだくさんな仕事内容をこなします。

幼稚園教諭になるには?

子どもの成長にかかわれる幼稚園教諭には、どのようにしたらなれるのでしょうか?

幼稚園教諭を養成する学校を卒業する

幼稚園教諭になるためには、「幼稚園教諭免許状」を取得する必要があります。

幼稚園免許状は、幼稚園教諭専修(大学院)、幼稚園教諭一種(大学)、幼稚園教諭二種(短大もしくは専門学校)の3種類があり、文部科学省が認定した学校で必要な単位を取得することが必須条件となります。

どの免許状の種類であっても仕事内容に大きな差はありませんが、上位の免許状の方が給与などの待遇面では優遇されるケースが多いようです。

幼稚園の採用試験に合格する

幼稚園教諭の免許状を取得しただけでは幼稚園教諭としては働けません。公立の幼稚園であれば、自治体が行う教員採用試験に合格する必要がありますし、私立の幼稚園であれば求人募集に応募して採用試験に合格しなくてはなりません。

理想の幼稚園教諭になるために

幼稚園教諭は幼稚園以外でもその免許を活かすことができます。幼児教室を開いたり、幼児向けの体験学習施設に就職したりすることも選択肢に入るでしょう。

どんな場所で働いても、幼い子どもへの教育を担当する責任ある仕事であることに変わりはありません。その責任はやりがいでもあり、未来を担う子どもたちを育てる素晴らしい仕事です。幼稚園教諭を目指している人は、ぜひその夢をかなえてくださいね。

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