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現在働いている保育士さんの中には、「この園でこの先ずっと働くのかな」「みんなはどうやって転職を決めるんだろう？」と、将来のことや転職について、漠然と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか？

そこで保育ひろばでは、実際に全国の保育士さんがどんなことに不満を持ち、どういうきっかけで転職を考えているのか、保育士さんの労働環境について調査を実施しました！！

Q1. 現職での不満があれば教えてください（最大３つまでを選択）

1位は「給与が低い」で、全体の60％。5人に3人がそう感じています。

保育士は、子どもの命を預かるという責任のある仕事で、手抜きは一切許されません。その業務内容は子どもたちへの保育業務だけではなく、季節行事や製作物の準備、事務作業や清掃まで、とにかくやることは盛りだくさん。そんなハードな仕事なのに、他業種と比べてどれだけ給与格差があるのか実態を調査してみると、驚きの結果が！

総務省統計局と国税庁のデータによると、保育士の平均月給は21.3万円。

ちなみに、一般的な会社員の平均月収は34.5万円です。

これらの数値はあくまで平均値を取ったものですが、それでも10万円弱の差があり保育士さんの給与は他の業種と比べても低い水準であることが明確に分かりました。

（参考） 日本の統計2015　19-19　主要職種別平均年齢，勤続年数，実労働時間数　（エクセル資料）｜総務省統計局

（参考） 平成26年分民間給与実態統計調査｜国税庁

他にも、シフト制勤務のため周りを気遣って休みを取りづらいことや、行事の準備などで残業や持ち帰り仕事が多いことも不満の一因に上がっています。

Q2. 転職を考えたキッカケを教えてください（最大３つまでを選択）

1番多かった意見は「給与！」で、5人に２人（41.7％）が答えています。

現職での不満第一位がそのまま転職のきっかけとなっているようですね。

2番目に多かった「結婚・出産などのライフスタイルの変化」は、3人に1人（35.9％）。「結婚していつか子供ができたときにも働ける職場を選びたい」、「子育てに一段落したので仕事を再開したい」など、ライフスタイルの変化のタイミングで将来のことを考えて転職を検討するようです。

そして、ほぼ同率（35％）で「人間関係にも悩んでいる」がランクイン。この結果からも、職場内の先生同士・保護者との人間関係に悩み、環境を変えたいと考えている保育士さんが多いとわかります。

Q3. 転職したことがある？

全体の74.6％、つまり4人に3人が転職経験あり！

このアンケートの平均年齢は32歳。ライフイベントが多い20代後半～30代前半で、多くの女性が働き方を見直し行動しているということでしょうか。

ちなみに、全職業では5人に4人が一度は転職を経験しているという結果が出ています。仕事内容の違いは転職割合には比例しないんですね。

（参考） 退職について｜エン・ジャパン　ミドルの転職

Q4. 転職で実現したいことは何ですか？

転職のきっかけや現状の不満から想像すると、「給与アップ」を狙って転職をする！のかと思いきや、、、

「人間関係を構築したい」「安定的に長く働きたい」が「給与」を上回っています！

子どもの成長を間近で見られる保育士という職業にやりがいや誇りを持ち、一生続けたい仕事だからこそ、長く働ける・より良い職場を求めているのかもしれません。

転職がマイナスイメージになるのは過去のこと。転職によって職場環境を変え、自分がやりたい仕事をしたりステップアップをすることは当たり前の社会になってきています。

自分が「保育士になろう！」と最初に思った時のことを思い出し、何を一番大事にするかを考え直してみてください。

そして、それでも転職をするかどうか迷ってしまう時は、専門のコンサルタントに相談してみましょう。きっとあなたが抱えている不安や悩みを一緒に解決してくれます。理想の条件を満たす転職先を探してみてはいかがでしょうか？

コンサルタントによる転職サポートはこちら

【アンケート実施概要】

調査期間:2016年5月19日～6月6日
調査方法：インターネット
調査対象：保育士294人

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