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2016.09.01

保育士の音楽技術のための4つの音痴克服習慣

保育士にとって大切な「音楽の力」とは 保育士になりたくても「音痴だから・・・」と最初から諦めてはいませんか?た […]

保育士にとって大切な「音楽の力」とは

保育士になりたくても「音痴だから・・・」と最初から諦めてはいませんか?たしかに保育士の仕事には子どもたちと歌を歌ったり、ピアノを弾いたりと音楽に関することが多く含まれています。実際に保育の現場では音楽と親しむことが日常的になるため、保育士になる際の保育士試験でも音楽は実技試験として課されています。

 

保育士試験は筆記試験に加えて実技試験があります。実技試験の項目は「音楽表現に関する技術」「造形表現に関する技術」「言語表現に関する技術」の3つです。受験者はこの中から好きな項目2つを選択し、受験します。

これらからも分かるように、保育の現場では音楽に関する項目は必須で、子どもたちにとって「音楽」は欠かすことのできない存在なのです。保育の現場では歌を歌ったり楽器遊びをしたりしながら、子どもと保育士の関わりを深め、子どもたちの気持ちの表現方法の幅を広げてコミュニケーションに大切な手段として捉えられています。

音痴改善プログラム!?

音楽の中でも保育の現場では”歌”を歌うことが多いです。この点に関しては皆さんも自分の幼少期を思い浮かべると想像がつくと思いますが、保育の現場では季節の歌をはじめ、朝の歌や帰りの歌などさまざまな場面で歌が歌われています。

そうなると多少克服するのが厄介だと思われる問題として挙げられるのは“音痴”であることです。音痴にも2種類あり、「自分の発する音と音程がずれていると自覚しているケース」と「していないケース」に分かれます。

音痴を自覚している人であれば、指導や訓練によって改善されると言われていて、反対に自覚できない人の場合は時間や訓練に多くの時間が掛かると言われています。保育士試験を通過し保育士として現場で活躍するためにも、子どもたちと楽しく遊ぶためにも、音痴をそのままにしておくことはできませんよね。

しかし音痴だからといって保育士として活躍することができないというものではありませんので、「音痴だから・・・」と落ち込んでいる方も安心してくださいね。最近では音痴の方のために、“音痴改善プログラム”を用意している音楽教室や保育の専門学校もあります

音痴は治るの?

「音痴は小さい頃に治しておかないと治らない。」という考えを持っている方も多いのではないでしょうか?しかしそんなことはありません。ある程度年を重ねてしまってからでも”練習を積み重ねること”や”理論に沿って練習の目的をしっかりと見据えること”で十分に音痴は改善することができます

音痴が改善されて子どもたちの前でも堂々と歌えるようになったり音楽を遊びにも使えるようになったりするのは理想的ですよね。音痴のあなたがこれらの改善プログラムを受けて改善された時には、きっと保育士としての自信になりますし、音痴の克服過程を自分なりにフィードバックできることは、子どもたちに歌の指導をする際にも役に立ちます。

音痴の種類や原因は?

保育士が歌を歌っている姿

上記でお伝えしたとおり、音痴は”音程が取れるかどうか”によって種類が大きく分かれます。ではどんな種類があり原因はどこにあるのか、自分のタイプはどれなのかを見てみましょう。

運動性音痴

自分が歌っている音程が正しいものとズレていることがわかっている場合は”運動性音痴”と呼ばれていて、音の理解と記憶は可能だけれども、再現能力に問題があるケースです。音痴の大半は運動性音痴であり、正しい音の理解と記憶の回路を鍛えることで改善が可能とされています。

音痴の種類の中で大部分を占めている運動性音痴の場合は、音の再現に原因がありますから、音の出し方、つまり歌い方を練習すれば比較的早く克服できます。

感覚性音痴

自分が歌っている音程が正しいものとズレていることがわからない場合は”感覚性音痴”と呼ばれていて、音を聞いても理解や記憶ができないため、結果として再現もできないケースです。耳の機能がもとで音痴になっている感覚性音痴は、耳の感覚を高める訓練によって改善できます。ただし、これにはかなりの時間と訓練の反復が必要となります。

 

保育士を目指す人の中には音痴による大きな不安を抱えている人もいます。そこで、最近では保育の専門学校で音痴に悩む学生に対して、手厚く音楽指導を行っていることもあるので、そういった不安がある際には音楽指導を有効活用するとよいでしょう。すでに保育士として現場で活躍している先輩たちも音楽的な感覚については個人差がありますが、それでも子どもたちとの音楽を楽しむ力や、楽器遊びに必要なスキルは身につけられています。

音痴を克服するための4つの習慣

では音楽指導のほかに音痴を改善できる簡単な克服方法をご紹介していきます。ご紹介する克服方法は音痴を改善する効果のある、基礎的な習慣をまとめたものです。音痴に悩んでいる人は意外と多いですので、落ち込まず、自分の出来るペースで進めてみてくださいね。これから保育士になる方も、保育士としてスキルアップしたい方も悩んで諦めることなく、克服にチャレンジしてみてください。

 

以下の4つの習慣は誰でもできる簡単な方法なので早速生活の中に取り入れていきましょう。

(1)音楽をたくさん聴こう

赤ちゃんがしゃべり始めるためにはたくさんの言葉のシャワーを浴びる必要があります。これと同様に、音痴の方は音楽を聴く機会が少なかったため、耳が音楽に慣れていないことが多いようです。“音楽に親しむこと”。それが音痴克服のファーストステップです。

保育の専門学校に通われている学生の方は、近い将来保育士になることを考えれば、童謡や唱歌のほか子どもたちが好む流行歌を積極的に聴いて、音楽への興味を持つとともに、保育士になった時に自分が子どもたちと歌を歌っている姿をイメージしてみましょう。普段から音楽に親しむことが音痴克服の大きな近道になります。ちょっとした方法を生活に取り入れるだけで、音痴を改善するベースができあがります。

(2)腹式呼吸を身につけよう

声を出しやすくするためには腹式呼吸によって歌うほうが望ましいといわれています。安定した声量が出るため音程も取りやすくなります。腹式呼吸は保育の専門学校などでは保育士育成課程の音楽のレッスンとして必ず指導されます

少しずつ慣れていけば歌いやすくなるほか、保育士に求められるクラスでの声量も磨けます。声量は子どもたちの前で歌を歌う時に限らず、普段から子どもたちをまとめたり、注意したりするときに必要です。腹式呼吸をマスターして、保育士の仕事に活かしていきましょう。

(3)リズムを感じよう

音痴をさらに治しにくくしているのがリズム感がないことです。緊張してしまって直立不動でガチガチに歌っている人がいますが、これでは楽しいリズムを取りながら歌うことはできません。

リズムは全ての音楽の基本になってきますので、リズムを感じるために子どもたちと歌い遊びをしているのを想定しながら、歌うときにメトロノームを利用したり、手拍子を打ったりなど、体で感じながらリズムを取ってみましょう

(4)自分の歌を聞いてみよう

自分の歌を録音して聞くことで、自分が音痴になりやすい音程やリズムに気づきやすくなります。もし、自分ではわからなければ学生の方は保育士専門学校の先生や友人にも聞いてもらい、現在保育士の方は、他の保育士の方に客観的に聞いてもらいましょう。客観的に自分の歌を聞くだけでも改善のヒントがつかみやすくなり、保育園での子どもたちの歌の指導にもプラスになります

 

音痴は練習によって克服できます。とくに「歌う力」を養ってこなかった運動性音痴の人ならイメージよりも早く改善できるでしょう。音楽と親しんで子どもたちと楽しくコミュニケーションするための道具であるのが歌や楽器です。

多少の音痴でも楽しく歌っている先生なら子どもたちも安心して歌うことができます。あまり深刻になることなく、指導をしっかりと受けたり、日常生活に克服方法を取り入れたりして苦手な歌を好きになっていきましょう。

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