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2016.08.30

保育士試験の成否を左右する実技試験の対策法

筆記試験とちがって実技試験はセンスや才能が問われるのではないかと今から不安になっている方もいるかもしれません。

保育士資格試験の最大の特徴は実技試験があることです。人前でピアノの弾き歌いをしたり、絵を描いたりするのは試験の緊張にプラスして心も体も固まってしまいます。筆記試験とちがって実技試験はセンスや才能が問われるのではないかと今から不安になっている方もいるかもしれません。

保育士試験で評価される表現の技術とは

実技試験のイメージというと音楽や絵画、言語に関する表現技術を保育士として、必要最低限のレベルで試験官が採点するというものでしょう。この『保育士としての表現技術』という点が受験生を悩ませている最大のポイントのようです。

音楽や絵画というと芸術のジャンルであり、ピアノの弾き歌いであればピアニストやシンガーソングライターがバリバリに弾きこなして歌い上げているぐらいのハードルを想像してしまうかもしれません。また、デッサンも確実にできて、色彩感覚もすぐれ、自由にどんな絵でも描ける画家やデザイナーを想像するかもしれません。

しかし、保育士として子どもたちに接するのにそれほどの高い技術は要求されていません。保育園における実技試験で扱われる芸術方面の技術が大切なのは、あくまで子どもたちの心を豊かにしてクラスを一体化させるのが目的です。変に技巧に走ったり、自分なりの個性を間違ってぶつけたりするのはかえってマイナス評価につながります。

保育士試験で評価される表現の技術というのは、あくまで「おうた」や「おえかき」「おはなし遊び」であることを終始忘れないようにしましょう。とはいえ、筆記試験と違って受験者により感想もさまざまなのが実技試験です。

試験の中でも受験生にとって情報が一番不足しているのも実技試験だといわれています。それでもゴールの見えづらい実技試験の対策をしなければ保育士試験にパスすることは叶いません。ある程度の概要がわかったとしても、やっぱり不安なのが実技試験といえます。

しかし、子どもたちのための実技試験だということを忘れさえしなければ、必ず合格できる試験です。実技試験の合格率は例年95%程度なため、よほど間違った取り組みをしなければ恐れることはない試験ということもあります。それでも大切な一年間を棒に振らないため、確実に合格に近づけるポイントをお教えします。

 

これから紹介するのは、例年の実技試験の傾向から分析した対策をご紹介しています。きっと読むうちに「実技試験なんて怖くない」と思えるようになっていることでしょう。これから紹介するのは、例年の実技試験の傾向から分析した対策をご紹介しています。きっと読むうちに「実技試験なんて怖くない」と思えるようになっていることでしょう。

実技試験は何を評価されるのか

実技試験のなかでも「音楽表現に関する技術」「造形表現に関する技術」「言語表現に関する技術」の3つのジャンルが用意されており、受験生はそのうち2分野を選択します。それぞれの試験のねらいをチェックしてみましょう。

音楽表現に関する技術

ピアノを弾きながら歌うのは、保育園で日常的に遊ばれている方法です。先生と一緒になってピアノの音に合わせながらクラス全体が歌声を出すのは、子どもたちにとっても気持ちのいいことです。こうした保育園の日常をイメージすれば、特に複雑な弾き方や、一音たりとも間違えてはいけないといった高度なテクニックは要求されていないのがわかるでしょう。

 

実際の試験内容は、最初に楽譜が提示されます。楽譜はよくあるピアノの楽譜とは違って和音は記されておらず、歌詞とメロディーに合わせて「C」「F」といったコードネームだけ印刷されています。試験ではこのシンプルな楽譜に沿っていれば自分なりの弾き方で大丈夫です。難しく複雑な弾き方よりも、子どもたちの耳に入りやすいシンプルで親しみやすいピアノさばきのほうが好まれます。最後まで忘れてならないのは、子どもたちと音楽を通して楽しく遊べるための表現方法ができているかということです。

造形表現に関する技術

保育イメージ

受験者の基礎的な造形知識や感覚、技術を備えているかを確認するための試験です。

ポイントとしては美しさや正確な素描力ではなく、子どもたちとともに遊ぶための「おえかき」ができるかということです。できるだけ暗い色は使わないようにしたり、原色で子どもたちの目を引きやすい色使いをしたりすることが大切です

とくに構図とともに人物やものの大きさのバランスがとれているかも問われます。また、試験なので短時間で一定のレベルの絵画を描き上げなければなりません。テーマも指定されているので、モチーフや色彩が外れているとマイナスポイントになります。

言語表現に関する技術

いわゆる「おはなし遊び」を評価する実技試験です。

お母さんのようなやさしい声のイメージで、情感たっぷりにストーリーを語ります。その物語が伝えたい内容を自分なりに解釈し、子どもたちに聴きやすいテイストに整えながら、試験官の前で自然に語ることができるかが評価を左右します。もちろん声の調子だけでなく、子どもたちに語りかけるような自然な表情であることも大切です。

そして、子どもたちに注ぐ目線も磨く必要があります。おはなしに力を入れながらも、常に子どもたちの反応や変化を捉えて、語り方を変えたりすることも求められるからです。言語を通した子どもたちとのふれあいは、総合的な感覚を一瞬で捉える能力も鍛えておくべきでしょう。

 

まとめ

保育士資格試験の実技試験でもっとも忘れてはならないことは、自然に子どもたちと遊びを通じて情操を育めるかどうかという点です。 うまさや速さではなく、子どもたちに親しみやすい音楽や絵画、言語表現ができるかどうかによって大きく、面接官の見る目が違ってきます。

実技試験は、限られた時間で周りに多くの受験者とともに受けることになります。 緊張しながらも、あくまで保育園で子どもたちと遊んでいるイメージから外れないように練習を重ねましょう。

ピアノの弾き歌いであれば、子どもたちの耳に親しみやすいアレンジや歌い方を工夫します。 複雑なピアノ技術は必要ないため、難しく考えずにコード進行をひたすら練習したほうが試験では役に立つでしょう。 おえかきも色使いや構図など、子どもたちがすぐに絵に入り込めるようにシンプルでわかりやすいものにすべきです。 実技試験は出題の意図さえつかめば、あとは練習するだけで十分合格を望める試験区分といえます。

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