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2016.08.31
何から始めればいいかわからない! 「保育士」を目指す学生のための就活ノウハウ
「保育士の就活って、何をどうしたら良いのかわからない」と不安や焦りを感じながら、就活に挑む学生さんも多いのではないでしょうか?
「保育士の就活って、何をどうしたら良いのかわからない」と不安や焦りを感じながら、就活に挑む学生さんも多いのではないでしょうか?家から近いなどの便宜面だけで探しては、あなたの理想とする保育士としての働き方を見つけることはむずかしいでしょう。保育士を目指す学生さんのために、具体的に何をやったらいいのか就活の進め方をご紹介します。
まず何から始めればいい?
まずは自己分析から始めましょう。自分の長所や短所、好きなことや苦手なことを書き出し、保育士として子どもたちとどう接していきたいのか、理想とする保育園の方針はどんなものか、などを考えてみることで、あなたの適性やなりたい保育士像が見えてきます。こだわりたい条件やゆずれない条件に優先順位を付け、自分が何を重視して働きたいのかを絞っていきましょう。
次に、どのような就職先があるのか情報収集しましょう。保育園といっても、園の特色や方針は施設によって全くといって良いほど異なります。小規模でアットホームな園や、保護者支援や地域の子育て支援に力を入れている園など様々です。また、企業内保育園や病院内保育園の他、乳児院や児童自立支援施設などといった児童福祉施設でも保育士を必要としている子どもたちがたくさんいます。
保育園だけじゃない?保育士が働く施設の例
自己分析をもとに、保育園や児童福祉施設等の情報を照らし合わせてみましょう。自分の保育に対する考え方や希望する働き方と、それぞれの保育園・施設の持つ特色や方針・理念に共感できるかをチェックしていきます。気になる保育園があればウェブサイトで情報を集めたり、見学させてもらったりと積極的に動いてみましょう。
保育士の求人、どこで見つけたらいい?
学生にとって一番身近なのは、学校からの紹介でしょう。履歴書の書き方や模擬面接、スケジュールの相談など、トータル的にケアしてもらえるので安心です。
また、幅広く就職先を探したいのであれば、求人サイトや人材紹介サイトに登録してみましょう。求人サイトで、自分の条件を設定して求める条件に合った保育園を探し出すことができます。求人サイトで見つけた就職先の場合、情報収集から応募、面接、契約交渉、スケジュール調整などは自分で行っていくことになります。
人材紹介サイトの場合、求職者と企業の間にコンサルタントを介しているため、担当のコンサルタントが求職者の希望や条件に合った求人案件を紹介してくれたり、一般的には出回っていない非公開求人情報を紹介してくれたりすることもあります。また、面接日時の調整や、自分では聞きにくい待遇・給与などの質問もコンサルタントが確認・交渉してくれるので心強いでしょう。
就活中に見極めるべきポイント
保育士として働き出すと、その仕事量の多さに驚く方も少なくありません。求人票で、勤務形態がきちんと確立されているか、月の残業数はどのくらいかを確認し、わからないところは質問してみましょう。
また、同僚となる人たちがどんな人たちなのか知るには、求人情報に記載されている平均年齢や男女比率が参考になります。可能であれば、職場見学をお願いして実際に職場の雰囲気や様子を確認してみるのも良いでしょう。
保育士就活の具体的スケジュールを決めよう
公立・私立・児童福祉施設によって募集時期は異なります。自治体によっても変わってくるので一概に言えませんが、大学4年生(短大であれば2年生)の6月~8月頃に採用試験(一次試験)、9月頃に二次試験を行うところが多いようです。日頃から自己分析や情報収集をしっかり行い、学生最後の年に入ったら、自分の志望する保育園の募集時期はいつなのか早めに確認しましょう。履歴書の作成と並行して、パソコンスキルを身につけたり、ピアノの練習に励んだりすると面接時のアピールにも繋がります。焦る必要はありませんが、余裕を持って取り組むことが大切です。
夏休みに入ると、合同説明会や就職フェアなどのイベントが各地で開催されます。まだ就職先が絞れない場合、気軽に参加できて、一度で多くの情報を集められるイベントがおすすめです。実際に働いている人たちに会うことで、働くイメージもわいてくるでしょう。また、イベント参加者への特典として、事業所によっては書類選考なしで面接に進められるところもありますので、早期内定獲得が期待できます。
時間と労力をかけてじっくりと就活に打ち込めるのは新卒者の特権です。自分に合った就職先を見つけるために積極的に動いて情報を集め、後悔のないよう就活を行いましょう。
ライタープロフィール
ちゆり
短大にて英語科を卒業後、某航空会社に就職。グランドホステスとして勤務していたときに、小学生の兄妹のケアをしたことがキッカケで保育士の仕事に興味を持ち、退職。その後、日中は保育補助として働きながら、夜は通信教育で勉強して保育士免許を取得。念願の保育士になるも結婚を機に退職。現在は総合病院の院内保育園で働きつつ、我が子の通う保育園の父母会役員としても活動中。
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