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2016.09.09

誰が、いつ、どのくらい?保育士の退職金について要チェック!

退職金は仕事を辞める際に貰うことができる、いわば「一時金」と捉えることもできます。保育士の退職金事情を確認しておきましょう。

退職金とは?

退職金は仕事を辞める際に貰うことができる、いわば「一時金」と捉えることもできます。次の仕事に就くまでの間、生活の足しにしたり、リフレッシュのための旅費に使ったりする人も多いことでしょう。

でもこの退職金は働いていた人全員が貰えるわけではないことを知っていましたか?「あてにしていたのに貰えなかった……」といったことがないように、保育士の退職金事情を確認しておきましょう

保育士全員が退職金をもらえる?

保育士の退職金は、主に正規職員として勤務していた方に対して支給されるケースがほとんど。パート・アルバイトなどの非正規職員では長く働いても支給されないことがありますので注意が必要です。また、退職金が支給されないということは違法ではないので「もらえてません!」と抗議をする前に、きちんと自分の就業規則や契約内容をご確認くださいね。

公立保育園の場合

保育士は地方公務員ですので条例によって退職金の支給対象が決まっています。総務省が発表した資料「地方公務員の退職手当制度について(PDF)」によると、勤務1年以上が支給対象となります。

私立保育園の場合

私立保育園の保育士の場合は、「就業規則に退職金についての定めがあるか」によって変わってきます。退職金を支払うかどうかは法律で定められているわけではないので、保育園の考え方や運営状況などによって差があるのです。

勤務先の保育園が、福祉医療機構の「退職手当共済制度」に加入して退職金を支給するケースであれば、1年以上勤務した保育士には退職金は支給されます。保育園が独自に支給する場合は、一般企業でも多い「3年以上」を対象とするケースもあります。

保育士の退職金ってどれくらい貰えるの?

公立保育園に勤めている保育士の場合の退職金

公立保育園の保育士の場合は、支給される勤務年数同様に、条例によっていくら支給されるのか決まっています。基本となる退職日直前の給与月額に対し、勤務年数や退職理由によって定められる率をかけて計算されます。

総務省が発表した「地方公務員 給与・定員等の調査結果等 給与等の比較(退職手当の支給状況 市区町村より)※エクセルファイル」によると、調査対象となった1,550市区町村の保育士を含む、一般職員の全退職者平均支給額は約1,800万円。60歳定年での退職手当の平均支給額が約2300万円です。

公務員はさまざまな面で待遇が良いことや、勤務年数に応じて給与も退職金額も上がっていくことから、長く勤める人が多い傾向にあります。

私立保育園に勤めている保育士の場合の退職金

保育園で定める「就業規則」によって、支給される金額は左右されます。前出の「退職手当共済制度」から支給される場合は、退職前6か月の平均給与月額に、勤務年数や退職理由による率をかけて計算されます。

共済制度に加入していない保育園では、独自の退職金制度をつくっているか、もしくは退職金制度そのものがないということがあります。募集要項に「退職金制度あり」と記載されているかどうか、忘れずに確認しておきましょう。

保育士歴○○年の場合の退職金は?

保育士として勤務していても、給与の低さや業務内容の厳しさ、体力的な問題などで退職を考えるようになる方も少なくありません。でも実際に退職をするとなると、退職金のことを考えるのは面倒で「なくてもいいか・・・。」と考える方もいらっしゃいますよね。

そこで、これからお伝えするのは、福祉医療機構のホームページにある「退職金計算シミュレーション」から割り出した、保育士歴3年・5年・10年の方の退職金参考例です。(条件などにより異なる場合あり)

保育士歴3年の場合

保育士になって3年目となると後輩指導をする立場になったり、保育士ではなくほかの仕事に挑戦したくなったりと様々な理由で退職を考える方が多いようです。
実際の退職金と異なる場合もありますが、参考としては保育士歴3年で給与が20万5,000円~21万9,999円の普通退職の場合の退職金は33万2,100円です。

保育士歴5年の場合

保育士になって5年目にもなると、ある程度の役職について施設運営を積極的に行う立場になるようになってきますね。そんなタイミングに結婚や転職をしようと退職を考える方がいらっしゃるようです。
実際の退職金と異なる場合もありますが、参考としては保育士歴5年で給与が25万~26万4,999円の普通退職の場合の退職金は67万5,000円です。

保育士歴10年の場合

保育士になって10年目になると、ある程度の役職についていたり、人によっては園長先生になられる方もいうのでは?しかし10年目になると年齢を重ね体力的に厳しくなり、「貯金もそこそこ貯まってるから・・・」という理由で退職を考えるようです。実際の退職金と異なる場合もありますが、参考としては保育士歴10年で給与が26万5,000円~27万9,999円の普通退職の場合の退職金は178万8,750円です。

 

保育士のキャリアパス

退職金をもらえる理想的な園探しをするなら・・・

もしご自身の園が退職金をもらえる園だとしたら、出来るだけ多くほしいものですよね?退職金の計算は退職金=勤続年数×基本給×給付率の計算方法が適用されている保育園が多いはずですから、長く働ける環境で基本給も良い保育園が理想的です。

 

しかし、入職したい保育園なのに「退職金制度はありますか?」とはじめから聞くことに抵抗があり、「そんなこと聞けない・・・」と感じている方は、転職サービスを利用するのもオススメの方法です!直接園に確認をするよりもコンサルタントに確認をすることの方が気軽に出来るので、実際に利用している方も多くいます。同じような悩みを抱えて、退職金制度に未だにモヤモヤしている方は是非利用してみてください!

保育士の退職金はいつ支払われるの?

退職金の支給日については、就業規則(公立は退職手当条例)で定められており、退職日の何か月後までに支払うなどの記載があります。公立保育園はおおよそ退職日の1か月以内に支給、私立保育園は1~3か月以内となることが多いようです。退職日当日に受け取れるとは限りませんので、退職金を使う予定を立てる際には支給日を確認しておきましょう。

保育士の退職金は保育士として長く勤めれば勤めるほど、支給される金額が増えるのが原則。なるべく長く勤められる環境の保育園を選べば、退職後も安心して生活を送ることができると言えます。

「退職金制度あり」の求人を選ぶことはもちろんですが、保育園の職場環境などもしっかり確認しておくことが良いでしょう。

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