保育士の求人・転職・募集なら [保育ひろば]

短大を卒業してから漠然と事務職で働いてきたものの、いつまでも契約社員では不安が残る。まだまだ20代前半だから、専門知識を身につけて、もっと安定したキャリアを築いていきたい、そんな希望をお持ちの方はいませんか。

そんなあなたにおすすめの仕事は、「保育士」です。働きにでるお母さんが増えるに連れて、保育施設への需要は拡大しています。保育士の求人ニーズは高いのに、人材の確保が十分でない状況です。慢性的に求職者サイドの売り手市場の状態なので、手に職をつけて安定キャリアをつかみたいと考える方には、もってこいの市場です。

それでは、具体的に、異業種からの転職で保育士を目指すにはどうすればいいのでしょうか。

保育士になる最短ルートは、保育士試験を受験し、合格することです。保育士試験は、保育に関する学校を卒業していないと受験資格がない訳ではなく、学校教育法に則った大学、短大を卒業している方なら、誰でも受験可能です。仮にあなたが、何らかの事情で大学を中退していたとしても、２年以上在籍し、62単位以上を修得していれば、受験資格が認められます。

働きながら試験の準備をするなら、ユーキャンや四谷学院、主要スクールの通信講座を利用することをおすすめします。スクール教材は過去の出題傾向を押さえ、必要な知識を凝縮してレクチャーしてくれるので、合格率が高くなる傾向があります。また、学習プランのスケジュール管理をお願いすることで、試験までのモチベーションの維持に役立ちます。テキスト、動画教材で理解が不十分と感じたら、質問制度を利用することも可能。試験の申し込み日程や最新情報を随時入手できるのは、専門機関にお金を払っているからこその強みです。

ただし、10万円弱の学習費用をかけないと、絶対に合格できないかというと、そうでもなく、市販の参考書を利用、独学で資格を取得する方も結構います。

１度の試験で全ての科目に合格しなくてはいけない訳ではなく、１度合格した科目は、以降２回繰り越しができます。つまり、３年間かけて、８科目に合格すればいいので、自分なりの学習計画をたて、無理のないスケジュールで学習することができれば、十分に合格できる試験です。

市販の教材での学習する場合、１万円もあれば、過去問題ワークからテキストまで全てそろえることが可能。書店の資格書コーナーに行き、自分にとって分かりやすい参考書を選び、購入しましょう。

通信講座を使うにしても独学にしても、休職し、学習に専念できる環境でなくては、合格は不可能というレベルの難関資格試験ではありません。休日や夜を使って、自分のペースで学習に取り組んで行くといいでしょう。そして、保育士試験に合格した所で登録をすませ、免許を武器に保育士に転職、というのが、最も生活に響かず、スムーズな転職の流れです。

保育士資格を取得しておけば出産後の再就職も安心

冒頭で述べたように、保育士の求人は、求職者有利の売り手市場です。出産、育児で一時的に仕事を離れたとしても、比較的再就職がしやすい職種であるといえるでしょう。育児の合間に少し限られた時間だけ働きたい、週に３日程度で、パートやアルバイトとして、時間短縮勤務を希望するにしても、保育士資格を持っていれば面接で有利に働きます。

通常の会社員として主婦が再就職を目指すとすると、子どもがいることが足かせになってしまうことも多いのが現状です。一方、保育士は、おむつをかえたり、子どもがおもらしをしてしまったり、子育てを経験した人でないと臨機応変に対応できない仕事が多々あります。よって、多少時間の融通が利かないことを考慮しても、即戦力になりやすい育児経験者がある人が歓迎されやすい環境です。

また、出産を経て、保育士に戻るということは、自分の仕事への取り組み方、意識の向上につながります。自ら子育てを経験することで、子どもを預ける親御さんの気持ちをより深く理解できるようになるためです。

母親の立場で考えると、我が子を預ける保育士の人格、気遣い、子どもへの接し方は、非常に気になるもの。母親と同じ目線に立って子どもと接していくことで、親御さんから信頼できる保育士として感謝される存在になるはずです。泣いている子どもにどう接するべきか、体調は万全か、子どものささいな変化に敏感に反応できるようになると、保育所全体のサービス向上に貢献します。親御さんから評判がいい保育士となれば、雇用する側も、あなたを信頼、より重要な仕事をまかせてもらえるようになるチャンスにつながります。

保育士資格を取得することで、異業種から保育士へと転職の道が開きます。女性の社会進出が進んできたとはいえ、積極的に女性を活用したい、育児を経て一旦仕事をドロップアウトした人を採用したい、という会社はまだまだ少ないのが現状。女性の強みを活かしつつ、長期にわたり安定した仕事を続けたいと考えるなら、年齢制限がない保育の仕事にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。