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2016.07.22

【2016年参議院選挙】知ってましたか?保育公約まとめ

7月10日に投開票された第24回参議院議員選挙。 ご存知のこととは思いますが、選挙前には各政党が『公約(※)』 […]

7月10日に投開票された第24回参議院議員選挙。

ご存知のこととは思いますが、選挙前には各政党が『公約(※)』を発表しており、方針を示しています。その公約の詳細内容を見たり、実際に演説を聞いて投票した人もいらっしゃいますよね。

(※公約とは・・・選挙の立候補者もしくは政党が、当選後にその施策を実施すると国民や地域の人に対して約束をすること)

今回の参議院選挙の注目ポイントのひとつは『保育』!

「保育園落ちたの私だ」の匿名ブログをきっかけに関心が高まった待機児童問題をはじめ、社会的な関心の高さから、各政党の公約には保育に関する施策が数多く発表されています。

人手不足解消、給与の見直しなど、保育従事者の方々にとって気になる話題だと思いますが、調べるのが大変だと思うので保育に関する各政党の公約をまとめてみました。

 

 各政党の保育関連公約一覧

2016年参議院選挙 政党の施策(抜粋)
※クリックすると拡大します

 

【自由民主党】

保育士の処遇を新たに2%改善。経験を積んだ職員については更なる処遇改善を行う。

保育の受け皿整備目標40万人分に10万人分上積み。(計50万人)

放課後の子どもの受け皿を大幅に拡大。(約30万人分増)

●1、2歳児保育の受け入れ枠を拡充。

●待機児童問題を改善。自治体が設置する保育園等への支援、企業主導型保育事業の積極的展開など。

●幼児教育の振興と無償化。

●病児保育事業の推進。

●女性研究者のライフイベントに配慮した研究資金、雇用形態、人事等の柔軟な運用を進める。「全ての大学に保育所を」を目標に保育施設を整備。

 

【民進党】

保育士・幼稚園教諭の賃金を月額5万円引き上げる「保育士等処遇改善法案」を成立させる。

保育園定員の増員、放課後児童クラブの整備を積極的に行う。

●学童保育の待機児童解消を進め、保育環境を向上させる。

学童保育施設の整備費・運営費の予算を増額し整備。行政的支援、法的整備にも取り組み、学童保育の質を確保。

●幼保連携型認定こども園や小規模保育などへの給付制度を着実に実施。

●国有地・国有施設を含め、保育園に転用できる場所の候補をリスト化し、市区町村への情報公開を求める。

●保育園等に活用される土地等の税負担を軽減する措置について検討。

●病児・病後児保育、延長夜間保育、障がい児保育など多様な保育の提供の充実に取り組む。

 

【公明党】

賃金引上げやキャリアアップ支援等の待遇改善、短時間勤務や育児休業取得など保育士が働きやすい環境を整備

●待機児童を解消するため、小規模保育や事業内保育などの新たな受け皿を拡大。

●幼児教育の無償化を推進。

●保育資格保有者の再就業促進を図るため、福祉人材センターにおける支援体制を強化。

●「小1の壁」を打破するため、「放課後子ども総合プラン」を実施。

 

【日本共産党】

●野党共同で提出した保育士賃上げ法案(月額5万円アップ)を成立させる。

5年間、毎年月額 1万円の賃金アップを進めて合計10万円の賃上げを図る。

●保育士の配置数の適正化と国の運営費(公定価格)の引き上げで、保育士の労働条件を改善。正規雇用化を進める。

30万人分(約3000カ所)の認可保育所を緊急に増設。

国・自治体が先頭にたって公立保育所を増設する。

●国による新たな財政支援の制度を創設し、保育所の建設・分園設置・改修などを補助。

●認可保育所の建設に国有地を無償供与するなど、用地確保を国が支援。

●学童保育の待機児童を解消し、指導員の処遇を改善。全ての学童保育で6年生まで利用できるようにする。

 

【おおさか維新の会】

私立保育園と無認可保育施設の保育士の処遇を大幅改善。

保育士給与に関する官民格差の是正と、正規・非正規職員間の同一労働同一賃金。

●保育に関する知識と経験を持つ「保育サポーター」制度の導入

●保育士要件の多様化、家庭的・小規模保育事業の拡大を図る。

●保育バウチャー導入。保育を含む幼児教育の無償化を憲法に規定する。

 

【生活の党と山本太郎となかまたち】

保育士育成を充実させ、公的支援と民間活用に厚みをつけ、保育園待機児童ゼロを目指す。

 

【社会民主党】

保育士等の給与を当面月5万円引き上げるなど待遇改善を図り、人材養成・人材確保を進める。

●「待機児童ゼロ」を実現。公有地等の活用 などもすすめながら、認可保育所、認定こども園 を大幅に増やす

●学童保育の量的な拡大と質的な拡充、指導員の処遇の改善。

●障がい児保育、病児保育、 一時保育などの体制も整備。

●子ども・ 子育て政策を一元的にすすめるため、「子ども省」の設置を検討。

 

まとめ

保育士に対する待遇改善や引き上げ給与額・保育園や学童保育の受け皿拡大を競う展開になっていることがわかります。
自由民主党は給与の2%(6,000円)をアップ、民進党・社会民主党は月給5万円の引き上げを提案、日本共産党は月給5万円+さらに5年間、毎年1万円ずつ増額により賃金10万円アップを掲げていました。

皆さんが抱えている不安・不満を解決できそうな公約はありましたか?

選挙の結果は既に出ていますが、各政党は方向性を掲げるだけでなく、文字通り『公約』としてできるだけ早く具体的に政策を進めていただきたいところです。

 

※一覧表で確認したい方はこちら⇒選挙公約一覧表

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▼各政党の公約はこちら

自由民主党
民進党
公明党
日本共産党
おおさか維新の会
生活の党
社会民主党

 

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